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ざきさんのつれづれメイド喫茶日記

メイド喫茶の随想記みたいなものを書いていければなと思っています。

ショコラッテのこと

ショコラッテというお店は秋葉原から少し神田よりの淡路町というところにあるメイド喫茶で、 2007年の3月に閉店してしまったメイド喫茶。 そのころ見ていたメイド喫茶マスターの方々のブログで大絶賛されていて、 伝説の店だという人もいたので、どんな店だろうと思って行ってみたのが最初だった。

他のメイド喫茶と明らかに一線を画したコンセプト

とにかくショコラッテはそのころ主流の萌え萌えなメイド喫茶とは一線を画していた。 メイド喫茶としては珍しくモーニングをやったり、夜も遅くまでやっていた気がする。 おかえりなさいませご主人さまといった挨拶もなく、お客さんと話すこともほとんどなかった。 制服もメイド服とは一線を画したもので、肩のところの天使の羽根がとても印象的だった。

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(引用)「コス&メイド―最新全国メイドサービス66店 (英知ムック)」

所作の素晴らしさ

当時のメイド喫茶は紅茶を注ぐときに砂糖とミルクを入れたあとにかき混ぜるところまでやってくれるところが多かったのだけど、 ショコラッテの紅茶の注ぎ方は、紅茶を持ってくるところからかき混ぜるところまでの所作がとても綺麗だった。 おそらく社員教育がものすごく徹底していたのだと思う。

特にすごいと思ったのはかき混ぜたあと、カップのふちにスプーンを当てて、 しずくが落ちないようにしてからスプーンを引き上げるところで、ここまで気を配っているのかと感動した。

料理の凝り具合

当時のメイド喫茶は、手作り料理ではない店が多く、美味しいと思える店はほとんどなかった。その中でショコラッテは料理にも凝っていて、南欧風カレーとか、味が独特すぎて何が入っているのかよく分からないけど美味いということがよくあった。

平日の夜、小説を読みながら

ショコラッテは平日の夜もやっていたので、会社終わりにショコラッテに行くということが多かった。 メイドさんと話すことがないので、ずっと小説を読んで過ごすことが多かった。

ショコラッテが他の店と一番違うところは、店の真ん中に流し台があることだった。 平日の終店近くになるとメイドさんはずっと流しでお皿を洗っている。 図にするとこんな感じ。 f:id:zakisan3:20170108232826j:plain 最初のころは、お客さんにずっと背を向けているなんて素っ気ないなあなんて思っていたのだけど、 あるとき、コーヒーを飲みながら小説を読んで、カチャカチャと音を立てながら メイドさんが食器を洗う姿を見ていたら、なんか平和だなあという気持ちがじわじわと込み上がってきた。 そこでふと、本当のご主人様とメイドさんってこういう関係性なんじゃないかと思った。 お皿を洗うことでお客さんの心をあたたかくすることができるなんて。

そのとき、自分の中のメイド喫茶の概念が変わった。メイド喫茶とは平和を味わうところなんだと。